もうひとつのお弁当 そしてムスコのこと
夜勤に出かける前にもうひとつお弁当を作る。ムスコのためのおにぎり。
油を切ったツナ缶をから炒りして、みりんとダシ醤油、マヨネーズを少しで味つけ。
刻んで冷凍しておいた青菜とゴマ。
ツナ缶は、猫缶にそっくりだから私自身はあまり食べないけど、ムスコは好きみたい。
クリームチーズにこしょうをふり、ダシ醤油につけておいたもの。大葉とゴマ。
大葉はほんの少ししか残ってなくて。
3個目は市販の野沢菜昆布。
あまり美味しそうに見えない😅
成人して久しいムスコの次の日のお弁当まで作ること。
これは過保護というものだろう。
うちのムスコ、真面目で何事もじっくりやるタイプ。仕事の前にやるべきことをきちんとやることで精一杯で、お弁当まで気が回らない。コンビニに寄って買うように勧めても、お昼を抜く方を選ぶ。
要領が悪くて生きにくい人。発達障害とか、ボーダーなのかも。
実は、深夜に及ぶ残業の時は迎えに行くし、雨の朝は送ることもある。
過保護で愚かな母親、それが私。
ただの無精だったら放っておくだろう。でも、できないのなら?
何十年も悩んできた。突き放すのがムスコのため?
結局のところ、今日この日だけを考えることにした。この日彼の身体が少しでもラクだったら。この日彼の心が少しでも平和を保てたら。
というよりは、一緒に楽しく過ごすことを選んだのかな。
親と子が一緒にいられるのは限られているから。
ムスコと向き合うより、いつもその背中に祈ってきたような気がする。そんな子育てだった。
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