unico-ptrasudのブログ

遊びをせんとや生まれけむ

ほな

夕ごはん


餃子

かに玉

ほうれん草のおひたし

りんご


そして、

よなよなエール☺️


ウチでは、いつの頃からか、餃子とビールは土曜日と決まっている


ムスコの週末の楽しみ😁




昼ごはんは、


混んでいない時間をねらって、

「星乃珈琲店」へ


ムスコはスフレパンケーキ


私はエビグラタン




何日か前の朝日新聞「折々のことば」に、


「ほな」という言葉が載っていた


「それなら」の大阪弁

「ほんなら」の縮約形


「たのしい時間(とき)を仰山もろうてありがとさん」との万感込めて、あっさりと「ほな」


これぞ人生最上の逝き方


と、田辺聖子氏は言う




田辺聖子著「人生は、だまし だまし」から




そういえば、


私の母方の祖母は大阪出身

大空襲で家を失くし、親戚を頼って新潟に住み着いた


90才で亡くなるまで、人生の半分以上はこちらで過ごしたのに、最後まで大阪弁を使っていた


「おおきに」「ほな、さいなら」...よく聞いた言葉




人生最後に「ほな」...なんかいいかもしれない


昔実家の近くに寺町があって、いつもお寺の看板を見ていた


「さらりと生きよう  雲のように

               それが終わりを美しくする」


何か共通項があるような気がする


執着が人生を汚すのかな、とそんなことを思ったりする



すべての予定がキャンセルとなって、時間があるものだから、


本もぐんぐん進む



「青嵐の坂」  葉室麟・著



「散り椿」と同じく、架空の扇野藩が舞台


こんなところから物語が始まる


扇野藩は破綻の危機に瀕していた。中老の檜弥八郎が藩政改革に当たるが、改革は失敗。挙げ句、弥八郎は賄賂の疑いで切腹してしまう。残された娘の那美は、偏屈で知られる親戚・矢吹主馬に預けられ……。 



葉室作品の多くの主人公は、愚直なまでに武士の本分を守り、悪に屈せず、保身に走らず、多くを語らず、正義を貫く


これがいいのよねぇ☺️



あとがきに、


生前葉室氏が語っていたとして、こんな文があった


「歴史時代小説のいいところはモラルが書けることです」


「現代小説でモラルを書くのは難しいのですが、武士はモラルに縛られているのでテーマが際立ちます」



もしかして、

私が時代小説ファンなのは、そんなところが好きなのかもしれない



本の帯に大きく書かれた主人公のセリフ


「武家は利では動かぬ。義で動くものだ」



カッコいい、と思ってしまいます☺️