unico-ptrasudのブログ

遊びをせんとや生まれけむ

11/20 窓辺に咲く花

夜勤明けの先輩とカフェでブランチ


本屋さんの中にある【バリスタカフェ】

ハニークリームミルクティ

アボカドと小エビのサンドイッチ



今朝のお弁当

鰹の角煮

キャベツ巻き卵焼き

里芋の煮もの

ご飯には手作りのゆかりを



夕ごはん

ひとりごはんなので、おにぎり他テキトーに😜


ベランダのパンジーを眺めていて思いついた小さなストーリー


〜・〜・〜・〜


【窓辺に咲く花】


登場人物

亜矢 女性20代

豊 男性20代


M=モノローグ


亜矢 M

外に出られない私は、3階の窓から道路を隔てた美容院を見下ろしている。木枯らしの吹く駐車場に、最近花を売る人がいる。


豊 M

今月に入って俺はここで花の苗を売っている。ばあちゃんが育てたパンジーは色鮮やかで道を行く人々も目を留める。紫、黄色...


亜矢 M

白やピンク。色とりどりの苗が並んだかごを、軽トラックの荷台からおろすのは小柄なおばあさん。彼女は最後に助手席から若い男の人が降りるのを手伝う。男の人は松葉杖を使う。


豊 M

この夏。心がささくれていた俺は、ただただ遠くへ行きたくて。246をバイクで飛ばしていて事故を起こした。


亜矢 M

大人も子供も花を買う。大事そうに苗を抱えて帰る人に、男の人は深く頭を下げる。私も行きたい、花を買いに。


豊 M

バイクの下敷きになって助けを待つ間、俺は思った。苦しくても生きていたい、と。


亜矢 M

昨日はエレベーターまで行けた。でも、ボタンを押すことができなくて部屋に戻った。


豊 M

病院で目を覚ました時、ばあちゃんが泣いていた。右足を失った俺の代わりに、泣いていた。ばあちゃんの花を売ろうとその時決めた。


亜矢 M

男の人は時々このマンションを見上げる。私は慌ててカーテンの陰に隠れる。


豊 M

向かいのマンションの窓辺にも少しずつパンジーが増えている。カーテンの隙間から覗いてる女の子の窓にも、いつか...。


亜矢 M 今日こそ花を買いに行く。今日こそ...。


〜・〜・〜・〜


今の若い人は、私達の世代よりずっと生きにくい時代を生きていると思う。


若い人にエールを送りたい、そんな気持ちで書きました🙌


読んでくださって、ありがとうございました🙋