unico-ptrasudのブログ

遊びをせんとや生まれけむ

10/16 外食とコンサート

まずは、昼ごはん


今週誕生日の友人と来月米寿を向かえる元牧師夫人のお祝いということで、

「やさい茶屋」の健康長寿御膳


このお店は、サッカースタジアムの近く、つまり街中から遠いので、車を運転しないお二人には良いチャンスかな、と選んだ


そして、大正解🙌



88才になる元牧師夫人も楽しみながら召し上がって完食された

タレのかかった柳カレイの天ぷら、越後もち豚の糀焼き、熱々のエビしんじょ、里芋の味噌煮、なめことろろ、なすやパプリカの揚げ浸し等々、


一品一品、素材にこだわって丁寧に料理されていて、


これは何かしら?

どうしたらこんな味になるかしら?


と会話も弾んで、楽しい昼食となった



このメンバーで、夜のコンサートも行く予定なので、近くの中国庭園を散歩したり、



甘いものは別ばら😜と、あんみつを食べたり、



久しぶりのおしゃべりに花が咲いて😊

あっという間に時間が過ぎた感じ



そして、

アマリアさんの定期コンサートへ


実は、このアマリアさんは私が知るただ1人のルーマニア人


ブカレスト音大のオペラ専攻で若い時からソプラノ歌手として海外公演にも出演、小澤征爾氏の指揮で歌ったこともあるし、ジブリ映画「ゲド戦記」の主題歌(?)も歌っている


縁あって日本に来て、縁あって新潟の教会の牧師夫人になり、今は一児の母でもある



今回のコンサートは、コロナでしばらく行ってないヨーロッパへの郷愁を込めてカンツォーネが中心

ルーマニアのロマンツァ(本人いわくルーマニアの演歌)も2曲


そして、彼女の大好きな日本の歌、

「何時でも何度でも」

「花〜すべての人の心に花を」

「涙そうそう」



オペラで修士学位を取得した実力はたしかで、どの曲も本当に聴き応えがあり、魅力的だった


コロナ禍で、席の間隔を広くとり観客は65人限定と小さな催しで、


後ろの席の人が、「こんな小さな会場ではもったいない。もっと大きなところで十分歌える人だよね」とか、


「ヨーロッパで歌手を続けていたら、ずっと大物になれたかも」なんて話していたけど、



異国の、それも中央でなく地方都市の、小さな教会の牧師夫人、


でも、愛する家族がいて、歌手の活動も続けていて、


名誉とか地位でなく、人として生きるのに最も大切なものを得て輝くアマリアさんは本当にすてきと思った


終了後に来年のカレンダーが配られて、

添えられた一言「祝福をお祈りいたします」は、彼女の心からのメッセージと感じられた



帰りは雨が降っていて、夜道にお二人を送るのは神経を使ったけれど、


すばらしい歌声と、教会メンバーとの旧交をあたためられたことが本当に嬉しく、


忘れられない日でした